昨日は雲がかかっていましたが、それでも美しい満月でした。月は毎日少しずつ姿を変え、約29日半のサイクルで満ち欠けを繰り返します。この周期は女性の体のリズムにも似ており、古くから心や体に寄り添う存在とされてきました。月を意識すると、自分の変化を見つめやすくなり、自然のサイクルとつながっていることを実感できます。
新月のころ ― 内側に向かう時間
新月の夜は、月の光がないぶん静けさに包まれます。心と体のエネルギーは内側に向かいやすく、デトックスや心のリセットに最適な時期です。深い呼吸を意識したり、ゆっくりとお風呂に浸かって体を温めることで、不要な疲れや感情を手放しやすくなります。自分に優しくする時間が、次のサイクルで軽やかに動ける準備につながります。
満月のころ ― エネルギーが満ちるとき
満月は月のエネルギーが最も満ちるタイミング。気持ちが高ぶりやすかったり、体がむくみやすいと感じる人もいるかもしれません。そんなときは、静かな時間をとって気持ちを落ち着けることが大切。軽めのストレッチやアロマの香りを楽しむケアもおすすめです。心と体をゆるめることで、余分な緊張を手放しやすくなります。
月と調和する暮らしの工夫
月のサイクルに合わせて生活を整えるのも、自然に寄り添う方法のひとつです。
新月〜満月:吸収の時期。栄養や水分を取り込みやすい。
満月〜新月:排出の時期。体の巡りやデトックスが活発になりやすい。
食事や睡眠の質を意識し、無理のない運動やリラックス習慣を取り入れると、心身のバランスが自然と整っていきます。
月を感じる小さな習慣
たとえ雲に隠れて月が見えない夜でも、そのエネルギーは暮らしに息づいています。夜空を見上げて月を感じるだけで心が落ち着き、体のリズムも意識しやすくなります。お天気の良い夜には、ふらっと散歩に出て空を見上げて心を整えてみてください。自然のサイクルに寄り添うことは、忙しい毎日の中で自分を大切にする小さなきっかけになります。