第1回:なぜハーブテントでHSPが増えるのか?

ハーブテントのイメージ

なぜハーブテントでHSPが増えるのか?

ハーブの蒸気に包まれてじんわり温まる——その穏やかな熱刺激は、ヒートショックプロテイン(HSP)の働きをそっと後押しします。サウナの力強さとは違う、やさしいアプローチで整える温活の理由をまとめました。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、その名のとおり「熱のショック」によって生まれる特別なたんぱく質。体温がいつもより少し上がると、体は「細胞を守らなくては」という合図を受け取り、HSPが増え始めます。HSPは傷ついたタンパク質の修復や、弱った細胞の保護に働く“修理屋さん”のような存在です(参考:東京慈恵会医科大学 HSP研究センター)。

ハーブテントは、強い熱刺激で一気に上げるのではなく、「やさしい温熱刺激」でじわっと高めるのが特長。約20分で深部体温が37.5〜38℃前後に届きやすく、HSPが動き出す条件が整います。

この緩やかな温めは副交感神経を優位にし、身体は無理なくリラックスへ。さらに、ハーブの香りや有効成分が呼吸・皮膚から届き、自律神経やホルモンのバランスを整えるサポートにも。温めと植物の力の相乗効果で、心身をやさしくチューニングしていきます。

ポイント: 一度増えたHSPはその場限りではなく、2〜3日ほど体内で働き続けます。翌日・翌々日に「軽さ」や「肌調子の良さ」を感じるのは、この持続効果によるものかもしれません。

サウナの力強さ、ハーブテントのやさしさ。どちらも正解です。体調や気分、求める心地よさに合わせて選べるのが今の温活の良さ。初めてなら、まずは20分のハーブテントから。

※ 本記事は一般的な健康情報です。既往歴のある方や体調に不安のある方は、事前に医療機関にご相談ください。

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